食材と技術
昨年から今年にかけて4ヶ月だけど1人で料理人をやった。
自分が料理人の場合
季節を感じ、食材をみて、鎌倉という土地を考え、食べる人を想像した。
それで何が作れるか考えた。
自分が作ったもの。
自分が「うわー!コレ絶対めっちゃ旨いヤツやん!」って感じるもの。お金を払って食べたいって思うもの。
その感覚が一番大事な事の一つ。
もう一つある。とても大事なこと。
『自分の大切な人に、自信を持って食べさせれる事ができるか。』
当たり前だと思っていた。
でも、なかなか料理人というものはそういう考えばかりでは無いらしい。
作りたいから作る。とか、
習ったから作る。とか、
自分の技術が絶対だから、それに食材を当てはめる。とか、
食べる人が喜んでる姿を想像するんじゃ無いの?自分じゃなきゃできない料理で、自分の存在を確立するんじゃ無いの??
同じ食材でも、特性を見極めて調理法を変えるではなく、
「自分が会得した技術に食材をあてはめる」
わからなくは無い。
あるレベルに達した者はできるだろう。確かに間違いは無いのかもしれない。
けど、、自分の許せるモノでは無い。と今は思う。
今後、それについてもっと考える。
サービスマンと料理人。
違う種族だけど、目的は同じだと思う。でも最近、ちょっと違うのか?と思う。
足元を見なければ。
当たり前が何なのか、目指す事が何なのか、
もっともっともっと。
考えよう。
なんで、飲食やってるの?って。
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